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コレステロールといえば、悪いイメージがありますが、からだにとってはなくてはならないものなのです。私たちの体は60兆個の細胞からできていますが、その細胞膜の成分として重要な働きをしています。脂肪の消化に必要な胆汁酸の原料や副腎皮質ホルモン、性ホルモンをつくったり、脳や神経細胞にも多く含まれます。このように大切な働きをしているコレステロールも食の欧米化や加工食品の普及などで過剰になっています。 中高年の死亡原因の2位、3位を成人病の代表格心疾患と脳疾患が占めていますが、その主な犯人は過剰のコレステロールや中性脂肪です。血管内に余分なコレステロール等が沈着し、狭くなり、次第に血液は流れなくなります。その先の細胞は栄養不足、酸素不足を起こし、やがて壊死してしまいます。このように一般に血中コレステロールが多いと動脈硬化症が引き金となって心筋梗塞や狭心症、脳卒中などの発症率が高まります コレステロールのうち、HDLは善玉、LDLは悪玉コレステロールと呼ばれてます。このLDL悪玉コレステロールが血管壁に沈着し動脈硬化症を起こします。一方HDL善玉コレステロールはその余分な悪玉コレステロールを肝臓まで戻す働きがあります。
厚生省がまとめた第4次循環器疾患基礎調査によると 国民の3割以上がすでにコレステロールの異常値である220mg/dlを越えている。10年前の調査では、平均値は189mg/dlだった。今回は203.6mg/dlである。 コレステロール値は220mg/dlを越えると心疾患にかかる確率が2倍に跳ね上がるとされている。
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