第16回目 『木の家づくりを21世紀に広げるために』(第3回目)
      〜 山陰の気候風土に合った家づくりを 〜

平成13年9月28日放送分
パーソナリティ:
角谷 敏朗  
        中岡 みずえ
     出演:小笹 一(有限会社グリーンアース21 代表取締役

         

(角谷) 今回は第16回目ということで、先週に引き続いて木の家づくりのポイントをご紹介していく事にいたしましょう。前回はですね。植物を主とする自然素材の良さを生かす事で、健康が育まれまして環境を守る。リサイクルをすることが出来る。
それから自然と共生する家は、呼吸をしているんです。と言う話を伺った訳ですけども、今日は、山陰の気候風土に合った木の家をつくる場合に、木の産地はどうしたら良いんだろうか?どこでも良いのであろうか?ということで話を聞いて行きましょう。
山陰の気候風土に合った木の家をつくるという場合には、木の産地というのは、一体どうしたら良いんであろうかと。どこの木を選んだら良いんであろうか?
(社長) そうですね。やっぱり、山陰土に生えとる山を見られたらよう分かるんですけれど。
(角谷) ええ。
(社長) 鳥取県で言えば、まあ、代表的なのは、智頭でございますね。
(角谷) 智頭の杉ですね。
(社長) それから、日南町。
(角谷) はい。
(社長) まあ、たくさん山陰土にある訳ですから、その中から選んで頂ければ、どの木でもそりゃ、山陰の風土に合っとる訳ですから。
(角谷) そうですよね。山陰の気候風土の中で育った木ですから。当然、山陰には馴染んでいる訳ですよね。
(社長) そういう面から言ったらですね。やっぱり、健康に一番適しとるのっは、先だっての時に話したね。木は生きとるんだよと。それに対して、呼吸をしてくれとるということが、そこで分かって。
今度は、それをどう言う風にしたら良いか?と言うことは、それを何十年、百年でも二百年でも持てるような。そういう骨太にしていかなきゃならない。
それが、これからの時代じゃないかな〜という気がしとるんですよ。今までにも、25年とか30年とか、自分の一生の中で建替えを2度される人もあったわけですけれど、だけど、これからの時代は、そういう本物を使って、自分に合う。気候に合う。そして、健康になる。そういう風に、木を使ってもらえればね。それに越した事はないわけです。
(角谷) はい。
(社長) そして、百年経ってもそのままで、住めると。(私どもの住宅では)、骨太にしておりますから、板そのものにしても、(厚くしてありますので)、例えば傷がついたとしましても、それをもう一回、ペーパー掛けて、そして、もう一回ならかしてしまうと。
(角谷) え〜、え〜、え〜。
(社長) また、新品になってしまうと。
(角谷) そうですよね。
(社長) で、私が(フローリングの)構造とか見取るとですね。今までの分は、大体1ミリとか1ミリ半とかそこらのね。貼ったもんなんですね。
(角谷) ほう。
(社長) それは、
(角谷) それは、合板という意味ですか?
(社長) 合板というよりも、合板の上にそういうつき板を貼っとる訳ですよね。
(角谷) ほう。
(社長) あの、そういうつき板を貼ったものを上に、化粧として出しとると。そうすると、傷ついてしまったらもうベニヤが見えてしまっとる。
(中岡) ほう。
(角谷) なるほど。
(社長) そうすると、品物としては皆さんね。嫌がるわけです。しかし、3センチの(杉板のフローリン)で、ずっと貼ってあったらですね。それだけの厚みがあれば、これ、3センチまで相当ある訳ですよね。
(角谷) そうですよね。
(社長) そうすると、1ミリや2ミリの傷がついても、またそれを削って、もう一回そのままの状態でおれるということです。
(角谷) 結局は、お徳になるわけですね。
(社長) お徳になる。
(角谷) 長い目で見ればね。
(社長) そうです。それで、どれだけ違うかと言ったら。
(角谷) え〜っ。
(社長) 1.2から1.3倍位ですかね。
(角谷) はあ、はあ、はあ。
(社長) そうしたら、その位で済む訳なんですよね。
(角谷) それは、価格でですか?
(社長) そうです。
(角谷) 1.2倍から1.3倍で済む訳ですか?
(社長) そうです。
(角谷) 1ミリのものと、数センチのものが?
(社長) そうなんです。
(角谷) はあ〜。そうですか。
(社長) だから、それだけの違いで、何故それをしないか?ということが、そこに合った訳です。
(角谷) はあ〜、そうなんですか。
(社長) しかし、3センチのものは、どっちかっていうと、節がある訳ですよね。
(角谷) なるほど。なるほど。
(社長) そこの差が、そこの所に出てくるわけですよ。値段的に。で、薄い分で貼ってあるものは、これは節があったらどうにもなりませんわね。
(角谷) はい。
(社長) で、そういう形で高くなると。
(角谷) はあ〜。
(社長) そういうことなんですよね。
(角谷) というとこは、節の部分さえ我慢をすれば、1.2倍、1.3倍で1.5ミリ位のものが、3センチ位のものに出来る訳ですか?
(社長) そうです。
(角谷) あら、そうなんですか。
(社長) そうすると、全部が、例えば、県産材で育った物を使えるという。これらは、呼吸も何にもね。全体的にしてくれるわけですよ。
(角谷) ほ〜、ほ〜、ほ〜。
(社長) 1ミリやそこらじゃないですからね。
(角谷) そうですよね。
(社長) そうすると、3センチの中で健康を守ってくれるという事になるんですよね。
(角谷) なるほど。たかだが3センチでもこりゃ〜、健康の守る度合ってものは、全く違いますでしょうからね。
(社長) そうです。
(角谷) そんだけ、木がその〜、例えば、湿気を吸い取ってくれたり、呼吸をしてくれてね。
(社長) そうです。
(角谷) 人間の環境。そこに住む人の環境を守ってくれる。
(社長) そうです。
(角谷) 作業をしてくれる訳ですから。ね〜。
(社長) ただ、今までそういう厚み(のもの)を使えなかったと言うのが、節とかそういうものについては、これは、化粧でだすものじゃないという、そういう感覚があったからね。
(角谷) あ〜、なるほど。今一度、そこのところを又、考えて見なきゃいけないなと思いますがね。

【注意】
 放送の内容について、出来る限り忠実に再現をしておりますが、読みやすくするため、内容の一部を追記、編集を加えさせていただいております。

【収録後手記】
 今週は、久し振りに社長がラジオに出演いたしました。来週は、鳥取西部地震から1年になりますので、その事について少し触れたいと思っております。

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