第8回目 『ユニバーサルデザインについて』(第1回目)
      〜 ユニバーサル住宅(バリアフリーとの違い)〜

平成13年8月3日放送分
パーソナリティ:
角谷 敏朗  
        中岡 みずえ
     出演:小笹 一(有限会社グリーンアース21 代表取締役

         

(角谷) でもね。こういう暑い日がもう、連日連日続く時はですね。やはり木造住宅の良さというのが、出てくるんですよ。
(中岡) そう、あるんですよね。
(角谷) 日本の夏、この前社長が教えてくださったじゃないですか?
(社長) そうなんですよ。
(角谷) 一本の柱がですよ、もう、大変な量、だから1升分のですよ、湿気を吸い取ってくれたりするんですから。ありがたいことじゃないですか?
(中岡) 湿気を吸い取って、そうですよ〜。
(社長) ありがとうございます。
(角谷) で、社長。今日はどういう話になるんですか?
(社長) 今日はですね。ユニバーサル住宅。ユニバーサルデザインという。ちょっと耳慣れた言葉になっとるんじゃないかな?という気がしとるんですが?
(角谷)
(中岡)
ユニバーサル?
(角谷) ユニバーサルスタジオは知ってますが...。
(中岡) ユニバーサルスタジオは知ってますよね。
(社長) 全ての人にね。優しいというのが、根本でございますので。
(角谷) ほ〜。ほ〜。ほ〜。
(社長) 私自体がですね。この度、ちょっと(町づくり)全体のところをまあ米子市にしても色んな所を見て、周わったんですけど。
(施設や公園など)結局、バリアフリーというのはしてあるんですね。
(角谷) バリアフリーね。
(社長) 何処ともね。これはまあ皆さんも今、駅とかね。公園にしても色んなとこにしてもバリアフリーがだんだんされてきたなっと。思っとりますけれど。
しかし、バリアフリーというのはね。結局、その人は、障害者だというそういう感覚の中でしか抑えてないわけです。
(角谷) といいますと。
(社長) といいますのはですね。障害者の人だけは、ここに入ってくださいと。
(角谷) はあ。はあ。はあ。分けてありますよね。
(社長) そうでしょ。私ら、健常者ですわね。しかし、健常者でもときたま足をくじいたりとか?
(角谷) あります。あります。
(社長) そうしたらそういう中で、私もまあどちらかと言えば、そういう障害者の所に入りたいんだけれど。
(角谷) ああ、なるほど。
(社長) どうにもならない。そういう、色んなまあ歯がゆさもあるんですよ。
(角谷) なるほど。
(社長) 逆にその人達の立場に立った場合、その障害者の方が、そこに入ろうとしたときにやっぱり、障害をもっといるんだという感覚でしか見られない。
(角谷) は〜、は〜、は〜、は〜。
(社長) そうすると入るにもなかなか入りにくいと。
(角谷) はい。
(社長) まあ全て、そういうことじゃないかなという気がしとるんですが。私は、いつもまあ公園とか。駅のベンチとか。よく見るんですが。しかし、バリアフリーにしてあるんだけど。しかし、本当のバリアフリーなのか?と。
本当にと言いますのは、例えば、そこにベンチがあって座るところがあります。まあ、眺めて見るところがあるんです。しかし、そこでは下がアスファルトで、もう、それこそこういう時期には、悶々とした。
(角谷) ああそうです。
(社長) 熱さの中で、そこに座ることができるんかな?と。
(角谷) はい。
(社長) やっぱり、木とか日陰がちゃんとあればそれなりの涼しさまた、人間に対して優しさってのが、あるんじゃないか?
(角谷) ああ、なるほど。
(社長) ということなんですね。
それともう一つは、あの遊歩道。私はいっつも思っとるんですが、健常者で、ちょっと足をくじいたりなんかしたときに、あの遊歩道のあの凸凹しとるところ。あれ、歩きやすいでしょうかね?
(角谷) いや〜。決してそうはなりませんよね。
(社長) そうでしょ。私は何故、その目が悪い人のためにつくっとるのに。何故、そんなに高くしなくてはならないのか?逆に私から言ったらですね。そういうものだったら逆に穴を少しわてね。逆の形にしたら良いじゃないかな?と。
(角谷) 逆の形?
(社長) はい。そうしますと、(専門家に言わせると)山自体が出とるからこの誘導となるんだ。ということを言われるんですよ。だけど、反対になっとてもそれは出来るんじゃないかと?
(角谷) ほうほうほう。
(社長) というのは、目地がずっとしてありますから。その目地に沿ってあの方達は歩いておられる。
私から言わせるとね。そういう、本当の優しさっていうのはそこにあるんじゃないかな?と。
(角谷) ほう。
(社長) 私はね。本当を言うと、今の木を使って頂いて、(木の)板をですね。そういう風にされたら、歩き易いし、また、その上を歩いてもね。そういうつまずくと言うことは無いんですよね。
(角谷) はあ。
(社長) 逆にあの人たちがですね。私、見取りますと、横に避けてですね。それで、今の杖でこう音を出しながらその上を通ってないんですよね。
(角谷) は〜。は〜。は〜。は〜。
(社長) ねっ。
(角谷) それは杖で確認はしながら動いていらっしゃいますが、実際にその上を歩いているかというとそうではないケースが多いような気がしますね。
(社長) そうして、今のああいう施設とかいうとこにでも、そういうやな形になっとるでしょ?
(角谷) はあ。
(社長) その施設の中まで、私そんな高いような形にしてですよ。
まして(私たちが手がける)住宅の中でも10mmも上げちゃいけんとかね。殆どぞろに揃えてね。物事を進めていかないけないと。
というのは、道路でも今の廊下でもね。あらゆるところにそういうまあ、私らの実態にしてもそういうものをつくっとるわけですよね。
(角谷) ほ〜、ほ〜。
(社長) ところが、かたやでは10mmも上げてですよ。何故、そんなことまでしなくてはならないのか?
(角谷) ほ〜。
(社長) だから、これが私の本当のね。ユニバーサルと言うのは、全ての人のためにということですから、ただ、音を出すためだけの物では本物じゃないんじゃ無いかと?
(角谷) ほう。
(社長) そういう風に私は見とるんですよ。
(角谷) なるほど。なるほど。
だからまあ、おそらく今後、もっともっと改良していかなくてはならない。もしかすると今の方法というのは、そこに至るまでの本当の優しさに至るまでの一つのプロセスなのかもしれないですね。もしかすると。
(社長) そうです。だから、バリアフリーまでは来とるんですよ。だから、バリアフリーから全てのということに、(今後、)入っていかなければ行かない。
(角谷) なるほどね。今日は、ユニバーサルと言うことで、話を聞きました。

【注意】
 放送の内容について、出来る限り忠実に再現をしておりますが、読みやすくするため、内容の一部を追記、編集を加えさせていただいております。

【収録後手記】
 遅れておりましたHPへのUPを第6回〜8回までまとめてさせて致しました。遅れましたことをお詫びいたします。

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